トロントのブラックフライデーに行って来た!そしてガーバーとの出会い!
ブラックフライデーって知ってますか?
ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。
とにかく、カナダで超有名な大バーゲンセールの日らしいです。
僕はカナダに来てから知ったのですが、
今日はそのブラックフライデーに行って来ました。
朝起きて、共同のキッチンに行くと、ドイツの人のカップルと新しく三階に来た中国の人の男がいました。
ドイツのカップルは昨日のクレーム事件の事は全く気にしてない様子で、
『昨日奥さんから聞いたけど、気をつけるね』的な事を言ったら
『全然気にしなで』と笑っていました。
僕が開けっ放しにした棚で頭を打ったと言っていましたが、頭に傷もありませんでした。
ん?どういうこっちゃ!っと思いましたが、
まっいっか。ということにして、新しく来た中国の男の話題に!
彼は中国から旅行でカナダに来ているらしく、トロントに滞在するのは今日と明日の2日だけだそうです。
次はモントリオール?に行くらしく、長期休みを利用してカナダの街を転々と旅してるそうです。
なかなか面白そうな休日を過ごしているではないですか!
その中国の男が『皆さん今日は何をするんですか?』
と聞いてきたので、ドイツ人カップルも僕たちもブラックフライデーに行くんですよと答えました。
トロント・イートンセンターという大きいショッピングモールが一番賑わってるらしいという情報を聞いたのでそちらに行くことに!
準備をして、それぞれが別々に家を出ました。
そして宿から近いランズドーンの駅に着いたら、その中国の男がいました。
別々に出て行ったのに、なぜここにいる?
もしや、こいつ待っていたな!!
中国人 『僕もブラックフライデーに行こうかと思ってさ』
なるほど、一人だし、トロント初日だし、絶対待ってたな!!
僕 『じゃあ一緒に行こうよ!ここから電車に乗ってイートンセンターってとこに行けばそこが結構賑わってるらしいよ!レッツゴーツゲザー!』
って言うしかないよね!だって絶対に待ってたじゃん!!
違う国の人とトロントでの出会い素敵だし、楽しそうだしね!
その中国の男はガーバーって名前らしく、優しそうな人です。僕の1つ年上でした。
僕が英語を話せないのを理解してくれて、とても簡単な単語で話かけてくれるし、その簡単な英語でも会話できてる自分が嬉しくなりました。
さらにガーバーは日本の話題をよくしてくれます。
日本のアニメでワンピースが好きなんだ!
とか日本の京都に行ってみたんだ!
とか僕のわかる話題を気を使って話しかけてきてくれます。
電車でイートンセンターに着くまで、
ガーバーは英語を話せない僕に本当に気を使って色々会話をしてくれたので、
次第に僕はガーバーが好きになっていきました。
ガーバーは『昨日カナダの有名な山に行ったんだ!』と写真を見せてくれました。
僕も登山が好きなので、登山いいな!と夢中になった写真を覗き込みました。
でもガーバーのその写真には登山の形跡はなく、よくよく話を聞いてみると、山の周りを歩いただけでした。
それ、登山ちゃうやん!!ハイキングね!!ハイキング!!山の麓に行っただけやないかい!
確かに登山とは言ってなかったわ!僕が山イコール登山と勘違いしていました。
そうこうしてるとイートンセンターのあるクイーン駅に着きました。
無茶苦茶人がいますわーー!!
どこからこんなに集まってきたねん!っていうぐらいに人がいました。
サンタクロースパレードよりも人いたんじゃないかな
ブラックフライデーってどんなもんやと言うことで来たので
買いたいものがあるわけではない僕たちは
ただ人混みに溺れただけでした。
一応何軒かショップを回りました。
大体の商品が50%から70%オフになっていますが、
うん?そんなに安いか?って値段でした。
これ日本の普通の日に買ったほうが安いんじゃないか?と思いました。
ブラックフライデーって言うぐらいだから、もう滅茶苦茶安くなるセールだと過剰に期待しすぎました。
当然、ガーバーも便乗してブラックフライデーについて来ただけなので、
特に何も買うわけでもなく、お互い上の空で商品を見ていました。
ガーバーが『よかったら、一緒にランチでも食べない?』
って言ってくれたのですが、
僕たちはこの後、次のアパートの内見に行かなければ行けなかったので、
『ごめん、次の予定があるんだ』
と言ったらガーバーは寂しそうな顔をして、
『大丈夫!じゃあ気をつけてね!』
とお互い別れることになりました。
ブラックフライデーのイートンモールを背に次のアパートの内見に向かいます。
その電車の中で子供がスパイダーの博物館に行くんだと喜んでいました。
蜘蛛の博物館か、気持ち悪いなーって思いました。
次に内見した物件もe-メイプルで見つけた物件なのですが、
キャベツタウンって可愛い街の近くの物件で、そのアパートはまあまあ綺麗でした。
しかも$950と安かったです!今ままで見た中で一番よかったアパートでした。
そして日も暮れて来たので、ランズドーンの宿に帰ることに
怒られないようになるべく綺麗にシャワーを浴びたりして、
リビングでご飯を食べているとドイツ人のカップルも帰ってきました。
ドイツ人のカップルは買いたい商品が売り切れで買えなかったっと残念そうでした。
そこから、ドイツ人のカップルと会話をしていました。
この人たち本当にクレーム言ってたのかなって言うぐらい親しく話をしました。
が僕は英語がわからないので、ほとんど会話が聞き取れずに想像で会話を楽しんでいました。
気づけば、もう夜も遅い時間なのに、しかしガーバーが帰って来ません。
ランチを断ってからどこに行ったのでしょうか?
まさか・・事故に巻き込まれたとか・・あの時ランチを断っていなければ・・とすごく心配になってきました。
もう今日はお開きにしようとした時
玄関の扉が開きました。
まさか・・
ガーバーが帰って来ました。よかったー!心配したよ!!
『あの後どこに行ってたんだい?』と聞いたら
『スパイダーの博物館に行って来た』と言っていました。
こいつ蜘蛛の博物館に行ったのかよ!!電車で子供が喜んでいたやつじゃないか!!
気持ち悪そうなやつじゃないかよ!!
と思ったけど『イッツ!グッド!』と言っておきました。
俺を心配させておいて、ガーバーは博物館に行ったりご飯を食べたり楽しんでいたそうです。
僕の気持ちなんか考えもせずに!
たった1日で、しかも数時間しか一緒にいなかったけれど、僕は勝手にガーバーと友達になったような気がしていました。
ブラックフライデーは大セールの日ですが、
僕にとってはカナダで初の友達が出来たような気がした金曜日でした。